MIYAGI CRAFT基金 2期生レポート#4
北欧のカルダモンスイーツ×インドネシアの森を育てるアグロフォレストリー
プロフィール
松尾りえ
東北医科薬科大学・薬学部・5年
#北欧#フィンランド#インドネシア#カルダモン#動物#森林保護#北欧風チーズケーキ#薬膳カレー
宮城県大崎市出身。2023年冬にホームステイで訪れた北欧・フィンランドでカルダモンを使ったスイーツの美味しさに魅了される。同年夏に東南アジアのインドネシア・スマトラ島へ森林破壊に伴う野生動物の減少について知りたいと思い、森林再生事業elfのフィールドワークに参加。現地でお世話になった、森林や野生動物を保護するために活動するNGO団体RSFの取り組みの1つ、果物やスパイスなどを組み合わせながら森を育てる「アグロフォレストリー」という農法に出会う。アグロフォレストリーでカルダモンを含めたスパイスが育つと知り、日本で森林保護に繋がるカルダモンスイーツを作って販売したいという思いでMIYAGI CRAFT基金に応募。たくさんの方々のご協力を頂き、アグロフォレストリーのカルダモンを使用した「北欧風オレンジチーズケーキ」を開発し、仙台市若林区のあんだんち食堂さんで約112食分販売。
MIYAGI CRAFT基金に応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?
インドネシアから帰国した直後にMIYAGI CRAFT基金の存在を知ったので、今回のプロジェクトが自分の取り組みの第一歩でした。
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。
チーズケーキのプロジェクトは個人で活動していましたが、現在は同じ薬学部の同級生と共に、地域の方々の健康や食生活と向き合うきっかけ作りを目的とした薬膳カレーの販売に向けて活動しています。アグロフォレストリーのスパイスを日本で広める為に、まずアグロフォレストリーのスパイスの需要を増やす活動を継続していく予定です。日本でアグロフォレストリーの農作物が簡単に購入できる準備が整ったら、改めてアグロフォレストリーのスパイスを使ったケーキの販売などに向けて走り出したいと思っています。
MIYAGI CRAFT基金にはどんな想いや期待感で応募しましたか?
自分のアイディアを実現する為に必要な考え方のヒントやアドバイスを頂ける事を期待して応募しました。
実際にMIYAGI CRAFT基金に参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?
お菓子の開発から販売までの道のりは、何の経験も無いただの大学生だった私にはハードなこともたくさんありました。困難にぶつかったときに、「それでも私は森や動物を守るための第一歩としてこのプロジェクトをやりたいんだ」という強い気持ちを更新し続ける事ができたことは、今回の活動をしてみて気づいた自分の一面でした。1つのプロジェクトをやり遂げたことで、内向的で自分の気持ちを表現する事が苦手な私でしたが、自分の「やってみたい」を人に伝えることが以前よりもできるようになったと感じています。
メンターが自分自身や事業に与えた影響、メンターとのやりとりで印象に残っていること、また学びや気づきを教えて下さい。
メンターであり、チーズケーキを販売したお店の経営者である福井さんから、アイディアを形にする為に必要なことは「とりあえずやってみる」という精神であることを教わりました。ただの学生が「とりあえずやってみること」ができる場所を提供していただき本当に感謝しています。現在取り組んでいる薬膳カレーも、とりあえずやってみようという精神から生まれました。
MIYAGI CRAFT基金に参加してから、一番印象に残った出来事は何ですか?
やはり、自分の想いが詰まった「北欧風オレンジチーズケーキ」を販売できたことと、お客様から「美味しい」「応援しています」と言っていただいたことが本当に嬉しかったです。
あなたとってMIYAGI CRAFT基金を一言で表すと何ですか?
自分の想いを実現するためのヒントが得られる場所です。
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。
今回の活動やこれから販売予定の薬膳カレーのような取り組みを継続し、「自然・人・動物が共生し、すべての命が輝ける社会」を実現したいです。
https://www.instagram.com/andanchi.0901/p/C5rmTGnSFAT/
0コメント