MIYAGI CRAFT基金 1期生レポート#3

タイトル:web3/ブロックチェーンの活動に向けた挑戦


◾️プロフィール

山田達就 

2003年群馬県前橋市生まれ。東北大学経済学部2年生。

大学でブロックチェーン技術と出会い、同技術の社会実装を通じた課題解決・技術革新に取り組む。

2023年2月にweb3の学生団体Web3東北を立ち上げる。

その後、ブロックチェーンのアイデア構想→開発、社会実装を団体の活動として行っている。

学内のみならず、大学の研究室と連携し、仙台市など実社会での技術の実装に向けた取り組みを行うことも掲げている。

Q1.  MIYAGI CRAFT基金に応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

自分から行動を起こすことがなく、やりたいこともとても抽象的で漠然としていました。

当時は「共同体」や「幸福」といった抽象的な概念しか語ることができず、具体的に内に取り組むかということを等身大で考えることをしていませんでした。

学業以外にも、社会にも目を向けボランティアや課外活動にも積極的に取り組んでいましたが、振り返ってみると自分の取り組んでいることに納得できていませんでした。

心の中が、情熱的ではあるが曖昧で漠然としていて、具体に落とし込むための環境が欲しかったです。


Q2. 現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

現在は、ブロックチェーンの社会実装を通じた課題解決と技術革新に取り組むことを掲げ、Web3東北という学生団体の運営を行っています。

具体的には、ブロックチェーンを活用したアイデアを構想し、自分たちで開発して大学などの社会に実装するということを行っています。

第一歩としては、学祭に向けたAIアイドル投票アプリの作成です。

このプロジェクトは、ブロックチェーンが現状社会に普及しておらず、より多くの人に同技術を認知・利用してもらうためといった社会的意義を有していると考えます。

Q3. MIYAGI CRAFT基金にはどんな想いや期待感で応募しましたか?

応募する前は、自分の想いが抽象的で漠然としていたため、具体的に何を実行するかを考えるための機会が欲しかったです。

自分だけでは解決しないため、取り組むアイデアを一緒に寝るといったサポートをしてくださる人も探していました。

自分の想いが具体化されることで、明日からどのように活動していくかがより明確になるだろうという期待感がありました。

その上で、活動をより広く行ううえで必要となる活動資金も頂きたいという思いでした。


Q4. 実際にMIYAGI CRAFT基金に参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

頭の中でひたすら考えているだけから、実行ベースで行動していく力がつきました。

以前は「高尚な」思想などをとりとめもなく書き綴っていましたが、

そうではなく、一つ一つのことを実行していき、その中で同時に物事を考えるようになりました。

活動が順調に進む中で、より自分が今後歩みたい道というのが明確に定まってきて、一つ一つの活動にきちんと意味を見だすことができるようになりました。

また、メンターの方から教えていただいた「何事も経験」という言葉から多くのことを学び、良いことも悪いことも全てそこから学習して次に生かそうと考えるようになりました。


Q5. メンターが自分自身や事業に与えた影響、メンターとのやりとりで印象に残っていること、また学びや気づきを教えて下さい。

やはり、「何事も経験」とおっしゃった金沢社長の言葉が印象的でした。

それまでは自分は失敗や後悔をしたときに、マイナスに捉えてしまって自分のことも卑下してしまっていましたが、そうではなく、そのこと自体も経験であり、「こうすればああなった、次に生かそう」とポジティブに捉えることができるようになったのは大きな成長でした。

日々成長する人というのは、何事からも学び取り、次に生かす人で、どのような事態に直面しても怖気づくことなく進んでいくのだと思いました。自分もまたそのような人になりたいと思いました。


Q6. MIYAGI CRAFT基金に入学してから、一番印象に残った出来事は何ですか?

メンターをしてくださった金沢社長との定期的なメンタリングが自分にとって一番印象に残っていました。

自分はまだ社会を知らない身ですから、一企業の社長が話される一言一句というのはそれまでの自分の考え方とは全く異なるもので、とても新鮮な学びになりました。

どんなことがあってもそれをポジティブな経験として変換し、次に生かす、とにかくアクションを起こし続けるという教えは、単なる学びという以上に、これから自分が生きていく上で指針にしていきたいことでもありました。


Q7. あなたとってMIYAGI CRAFT基金を一言で表すと何ですか?

自分をしっかりと成長させてくれた機会でした。

それは、活動内容の拡大だけでなく、アクションを起こす人としての哲学を与えてくださったという意味においてもです。

あくまでも自分のやりたいことを実現するための手段という位置づけは変わりませんが、それでも学生として生きているだけでは身につかない行動力や思考回路を、メンターの方々から教わりました。

学生が、社会の中でアクションを起こしていくために必要なエッセンスを吸収する機会として、本基金のプログラムは大いに役に立ったと考えています。


Q8. あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

私のやりたいことは明確に定まっています。

それは、技術家(技術者x起業家という意味を込めました)として、社会の課題解決と技術革新に取り組むことです。

社会や個人の中で、どのようなことが課題となっていて、それをどのように解決することができるかということを考えます。

そのようにして、自ら価値を創造して、その価値を訴求して、社会に認めてもらうことを繰り返していきます。

この世界から課題がなくなるまで、技術による課題解決に取り組み続けると思います。

紹介URL Web3東北 X

https://twitter.com/web3tohoku

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