MIYAGI CRAFT基金 2期生レポート#2
農作物の流通効率化のために20代の私ができるアイディア提案
プロフィール
星 萌生
2003年福島県須賀川市生まれ。岩瀬農業高校卒業後、福島大学行政政策学類(夜間主コース)に進学。非農家の家庭出身ではあるが、高校時代に農業の虜になり、農業政策を学ぶため福島大学に進学。大学1年次に生産した農作物が未流通のまま廃棄される現場に出会い、「規格外品」、「未流通品」について興味を持つ。大学の講義を通して規格外品の利用をして開発された食品の販売に携わるといった形で「アップサイクル品」の可能性について考え始める。
MIYAGI CRAFT基金に応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?
基金に応募する以前から、「農業従事者の所得向上」のには何が必要かを考えていました。この課題の解決に向けて、福島大学と出身校の岩瀬農業高校を繋ぎ農業高校で学ぶ高校生に向けて探求の活動に取り組んでいました。しかし、農業現場との関係が希薄であったことから実際に農業現場に出向き、自分の経験を積みたいと思始めました。
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。
現在は「買物難民・娯楽難民」の福島大学の周辺に住む学生向けの企画の運営代表、地方部の農作物や農業環境についての魅力をSNSを通じてPRするお仕事をしています。今後は、マルシェイベントやSNSを通して、農家さんだけではなく消費者の皆さんにもお話を聞き、ニーズに合った農業のあり方や、農業現場の情報の提供したいと考えています。
MIYAGI CRAFT基金にはどんな想いや期待感で応募しましたか?
基金へ応募した一番の理由は自分の興味関心がある分野についての学びを深め、そのためのアクションを継続したかったからです。基金参加する以前にも市場に出回らない未流通の農作物を活用する企画への参加をしていました。しかし、その企画が終了し自らの問いや課題を相談するメンターがいない状態が続いたため「仙台で活躍する社長様からのご意見がいただきたい!」と思い基金に応募しました。
実際にMIYAGI CRAFT基金に参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?
基金参加を通して、自分のアクションが成功していても不安に思う点が必ずある事を知ることができました。基金中、規格外品や、地元産農作物の流通についてのアクションの一環として「学生スーパー」を作る活動を始めました。初めは迷うこともありましたが、だんだん目的や目標が見え始めメディアからの注目が集まる瞬間もありました。しかし、嬉しい反面、メディアが周囲に与える影響を考え不安が募る場面もありました。一見するとネガティブな内容ですが、自分の企画をより安定的に続けるうえで「常に不安であること」は「今後のリスク回避ができている事」と知り、基金の期間中にこのような成長ができた事を嬉しく感じました。
メンターが自分自身や事業に与えた影響、メンターとのやりとりで印象に残っていること、また学びや気づきを教えて下さい。
基金に参加し「失敗を恐れずまずチャレンジすること」の大切さを学びました。基金の参加以前は自分の想像で難しい、無理と思うことを決めつけてしまい実際に行動を移すことに抵抗がありました。しかし、「失敗すること」に取りつかれずに「まずやってみる」ことで机上の空論であった妄想も結果として良い効果につながることを実際に学ぶことができました。
あなたとってMIYAGI CRAFT基金を一言で表すと何ですか?
MIYAGI CURAFT基金は「知らない自分に出会える場!」です。初めに立ち上げたプロジェクトの内容と最終報告会で報告した内容は全く違うものでした。しかし、「農作物の流通をしたい」という目的はぶれていません。基金が進行する中では周囲の方々から「あなたはが何をしたいの?」と聞かれ、混乱する場面もありました。しかし、迷ったタイミングで何度も自分を見つめ直したことで、結果として「自分が今まで知らなかった考え方をする自分」に出合うことができました。
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。
私のやりたいことは目の前にある課題に、自分のできる範囲でコミットし続ける事です。基金を通じてチャレンジしたことはたくさんあります。しかしその中で、できる事の限界を知り、自分が難しいと思うことは周囲の人に任せる事も多くなりました。自分に余裕がないと周囲への気配りができないので「厳しいと思う事を気軽に話し合える未来になればいいな」と考えます。
https://iwase-ah.fcs.ed.jp/blogs/blog_entries/view/44/89439acfe9486e7b3ee2f98fb595a3af?frame_id=81
https://news.yahoo.co.jp/articles/62d037f2914d3c24c051955bd360b4b2c5256636
https://www.asahi.com/articles/ASNCL72S6NCKUGTB009.html
https://note.com/odakaworkers/n/nb30de08979e0#f815824b-b616-4775-9b9f-7804d61f80e9
学生スーパー作りをリアルタイムでお届けするInstagramアカウント https://www.instagram.com/fukushima_su_pa_/
0コメント