MIYAGI CRAFT基金 2期生レポート#1
サッカー界を代表するエンターテイナーへの挑戦
プロフィール
熊谷和浩
東北大学大学院情報科学研究科修士1年
株式会社FootReco
大学在学中にサッカーxIT分野でサービスを作りたいと一念発起し、サッカー推し活アプリFootRecoを開発。
現在はベガルタ仙台といわてグルージャ盛岡の2クラブで実証実験を目的とした投入中。
また過去にサッカー界でも有数のフォロワー数を誇るSNSアカウント運営経験もあったため、そのノウハウを活かしていわてグルージャ盛岡のSNSコンサルティングも行なっている。
MIYAGI CRAFT基金に応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?
参加前から推し活を通してスタジアムで一緒に観戦できるような友達を見つけるアプリFootRecoを運営していました。単純に日本のサッカー界を盛り上げたいという熱い思いとITサービスをリリースするという高校からの目標を叶えるという意味でもアプリを作成しました。もともとはただのファンが作るサッカー選手名鑑を作りたいというような発想からクラブチームにも使ってもらうならどうすればいいということを考えた結果、推し活とスタジアムでの満足度向上ということで今のアプリの大枠が誕生しました。
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。
FootRecoのアプリは継続しながら、サッカーチームのホームページ制作とかいわてグルージャ盛岡のSNSコンサルティングを行っています。
どちらもアプリによってできたご縁から紹介していただいたお仕事です。特にいわてグルージャ盛岡の方はJリーグでも屈指の観客動員数の少なさということもあって、SNSの面から得意のIT分野を活かしてクラブチームを盛り上げていきたいです。
MIYAGI CRAFT基金にはどんな想いや期待感で応募しましたか?
基金による資金的な援助とメンターの方達からのフィードバック、そしてともに新しいことにチャレンジする仲間から刺激をもらいと思って参加しました!
実際にMIYAGI CRAFT基金に参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?
精神的には少しタフになったと思います。リリース直前ですごくナーバスになっていた時に事務局のタイペーさんと一緒に褒め褒めノートという毎日10個自分を褒めるというノートを書き始めたんです。中身は見せないけど毎日、褒め褒めノート書いた報告をしあうのを3週間くらい続けた結果、ポジティブになっていけた気がします!ただ褒め褒めノートって1日1ページの1ヶ月分で31ページあるんですが、25ページ以降は白紙になってるので、自身の継続力に関してはまだまだ進化の余地がありそうです。
メンターが自分自身や事業に与えた影響、メンターとのやりとりで印象に残っていること、また学びや気づきを教えて下さい。
メンターの澤田さんから教えてもらった人材に関する考え方が印象に残っています。
「そもそも抜けた穴を埋めることを新しい人材に期待するのは良くない」という言葉です。当時はエンジニアのメンバーが就職を機に抜けてしまって、新メンバーが入ったのですが、元メンバーと技術力の差があまりにあってどうしようかと悩んでいる時に教えていただきました。そのメッセージは人はそれぞれ個性とか能力とかに差があるのだから、新しいメンバーを無理に自分の理想の型にはめせ成長させようとするなということだと解釈しています。人材育成とかの経験なんてまるっきりなかったので、狭まった視野を広げてくれた澤田さんには本当に感謝しています。
MIYAGI CRAFT基金に参加してから、一番印象に残った出来事は何ですか?
一番印象に残った出来事はメンターの澤田さんとの焼肉です。
今まで食べたことのないような霜降りの肉を食べることができて最高でした。会計の値段とかも見て経営者の方ってさすがだなって思いました。
あなたとってMIYAGI CRAFT基金を一言で表すと何ですか?
「安心感」です。比較的安心していろいろ相談できる環境だったと今改めて思います。やっぱりいろんな経営者とかチャレンジする人と会ってきて、すごくエネルギーが身体中から湧き出ていてギラギラしているような方が多かったんですが、自身の性格とか今まで過ごしてきた環境的にもそういった人とずっと話していると消耗しちゃうし神経を張ってしまい、自分の意見を伝えるのを諦めたりすることもありました。ただメンターの方々も同期のメンバーもみんな穏やかな雰囲気の方が多くて、フィーリングとかが合ってて安心できたのかもしれないです。
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。
世間一般の人みんなにとって素敵な世界とは言えないかもしれないけど、サッカーファンとしては「サッカーが文化として、地域に定着している世界」になったら楽しいと思います。サッカーの母国イングランドはまさにそんな世界で、地元のサッカーチームが彼らの誇りであり、人生を懸けて応援すべきものなんです。その熱量を持った人々がどんどん日本でも増えていけば文化としてのサッカーはどんどん面白くなります。サッカーを通して素敵な現象はイングランドだけでなく世界中で起こっているので、ぜひともその変化を起こしていきたいです。そのためにもサッカー界に革新的なことを起こし続ける存在でいたいと思います。
0コメント